『アガミ』試写会会見|カンハヌルの「スプーンを載せただけ」とは?おしゃれな謙譲語

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レベル:中級(TOPIK 4級レベル)

この言葉が登場した場面

2026年8月26日、映画『아가미(アガミ)』のメディア試写会で、カンハヌルが初めて挑戦した声の演技について話しました。

ハヌルが演じたのは、곤(ゴン)と出会うことで少しずつ変わっていく강하(カンハ)。完成した作品を見たハヌルは、監督とアニメーションチームへの感謝を、こんな言葉で表しました。

정말 숟가락만 얹은 그런 기분인데…
本当に、スプーンだけ載せたような、そういう気分でして…

1:09から再生されます📼

自分は声の演技に集中し、それ以外のすべては制作陣が作ってくれた、と少し冗談を交えながら功を譲った言葉です。

スプーンだけ載せるってどういうこと?🥄

숟가락만 얹다を直訳すると、「スプーンだけ載せる」です。

  • 숟가락:スプーン
  • -만:〜だけ
  • 얹다:載せる (発音は[언따]:オンッタ)
    へヨ体は얹어요[언저요]:オンジョヨ)

ごちそうがすでに並んでいる食卓に、自分はスプーンだけ持って加わる――そんなイメージから、ほかの人がほとんど準備したことに少し加わる、または出来上がった成果に便乗するという意味で使われます。

文脈によっては批判的な表現にもなります。

다 준비했는데 민수는 숟가락만 얹었어요.
全部準備したのに、ミンスは出来上がったところに加わっただけでした。

一方、自分について使うと、「私は大したことをしていません」という謙遜になることがあります。

저는 숟가락만 얹었어요. 다 여러분 덕분이에요.
私は少し加わっただけです。すべて皆さんのおかげです。

今回のハヌルの言葉も、制作陣を立てる、謙遜のほうの使い方です🥄

얹다:「載せる」「置く」

얹다 は、何かの上に物をちょこんと「載せる・置く」という意味の動詞です。
たとえば 밥 위에 계란을 얹다 なら「ご飯の上に卵を載せる」という意味になります。

発音は 얹다[언따]얹어요[언저요] です。

밥 위에 계란을 얹었어요.
ご飯の上に卵を載せました。

머리 위에 모자를 얹었어요.
頭の上に帽子を載せました。

빵 위에 치즈를 얹어 주세요.
パンの上にチーズを載せてください

こんな感じで「上にちょこんと載せる」というイメージです。

また、そのイメージから、比喩的に使われたのが今回の、숟가락을 얹다(スプーンを載せる) です。

すでにほかの人がほとんど準備してくれたところに自分も加わる、つまり「ほとんど何もしていないのに仲間に入る・成果にあずかる」ようなニュアンスの表現です。

ちょこっと練習✐

  1. 「私は少し加わっただけです」を韓国語にしてみましょう。
  2. 次の空欄に入る言葉を選びましょう。
    다 준비해 줘서 저는 숟가락만( 얹었어요・먹었어요 )。
  3. ハヌルが制作陣に感謝しながら言った言葉を完成させましょう。
    감독님과 애니메이션 팀이 다 만들어 주셔서 저는________.
    監督とアニメーションチームがすべて作ってくださったので、私はちょっと加わっただけです。

答え:
1. 저는 숟가락만 얹었어요. 
2. 얹었어요
3.숟가락만 얹었어요

Clementine’s Note🍊

初めての本格的な声優のお仕事で、感想を聞かれて「いちばん努力しなかった作品かもしれない」と笑わせていたハヌル。もちろん、謙遜です。アニメが出来上がるまでの膨大な過程を理解してるからこそ、自分は最後の部分をちょこっとやっただけだ、という意味ですね。

監督の指示に従っただけ。監督の表現したいと思っている部分を、声で演技した、何も自分でがんばってない、と監督や製作チームに功を譲るハヌル。「私は大したことはしていません」と言うのでさえ、おしゃれな言葉で表現するんですねぇ。

出典

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